【飯豊山2001】
飯豊山の花2001

石転び沢〜梅花皮小屋〜烏帽子岳〜御西小屋〜大日岳〜御西小屋〜飯豊本山〜飯豊本山小屋〜飯豊本山〜ダイグラ尾根
2001年8月16日(木)〜19日(日)



8月16日
早朝千葉より車で天狗平の飯豊山荘へ。空いているらしく予約していなくても部屋がとれた。 2年前の今日はかなり混んでいたのに。
8月17日
5:00飯豊山荘を出て林道を温身平へと歩く。砂防ダムを通りブナ林の山道を行く。 石転び沢出合まで梅花皮沢左岸を行く、途中で石転び沢を下ってきたらしい単独の二人に会う。 石転び沢出合にでると2年前より雪が多く門内沢にもかなり雪が残っている。石転び沢を下ってきた 3人パーティが休憩している雪渓の手前のゴロ石で休憩する。これから登る石転び沢を見上げると近 くに下ってくる2,3人と雪渓を登っている2,3人が見える。 右岸の夏道を通り雪渓に降りる。雪渓はスプーンカット状になっていて歩きやすい。 下りてきた二人もアイゼンは付けてなく、聞くとスプーンカットになっていて 歩きやすかったと言っていた。今回は下る人が多い。ここは下るのに一番時間がかからないルート かも知れない。けど、雪渓の状態や気象条件によっては危険であることは確かである、またガスって 落石でもあったら大変である。今日の天気は曇っていて歩きやすい。ほん石転び沢を過ぎると雪渓が狭 くなり傾斜も少し急になってくる。一息入れて慎重に登るとやがて北股沢の出合に出る。 黒滝の近くで二人パーティが休んでいた。やがてその二人もアイゼンを付けて下って行った。 草つきの水場で休憩。前回来た時は水がなかったが今回は出てている。黒滝も完全に露出して いる。ここから上は雪はない。黒滝を左手に見て登り始める、急な草付をジグザグに登りやがて 平らなところに出る。途中で道の草刈をしている小屋の人に出会う。梅花皮小屋がガスの切れ間 から直ぐそこに顔を出すもう一息である。梅花皮小屋(12:00)についたがガスって いて遠望はできない。ゆっくり山行なので今日はここで泊まる。少し明るくなってきたので小屋 の周辺の花の写真を撮りに出る。コゴメグサが盛りでイイデリンドウ、タカネマツムシソウ、オヤマノエンドウ、 カワラナデシコ、ハクサントリカブト、ハクサンイチゲ、ウメバチソウ、ハクサンフウロウ、トモエシオガマ、 ムカゴトラノオ、ハクサンボウフウ、ウスユキソウなど多くの花が咲いていた。



石転び沢出合より石転び沢
石転び沢の雪渓を登り始める 石転び沢の雪渓を登る 石転び沢途中より

北股沢出合より黒滝方面

黒滝

北股沢出合より北股沢
梅花皮小屋より石転び沢 梅花皮小屋より大日岳方面



大日岳山頂


8月18日
5:30小雨の中を梅花皮小屋を出る。梅花皮岳を経て烏帽子岳へ。雨で遠望はきかず 道の脇の花を見ながら行く。ウメバチソウが盛りでミヤマコゴメグサ、ハクサンフウロ、イイデリンドウ、 ハクサントリカブト、タカネマツムシソウ、ウサギギク、ヨツバシオガマなどが目に付く。 小さいアップダウンを繰り返し御手洗の池など通過して天狗の庭に着く。 雨だとメガネが曇って煩わしいので外して雨具のポケットに入れて歩く。緩い登りが続くがやがて 御西小屋に着く(9:00)。小屋で少し休み大日岳を往復する事にした。大日岳に向かうと直ぐ チングルマのお花畑があったがほとんど終わりに近く花は花柱になっているものが多い。一斉に咲い ていたら見事だと思う。相変わらずガスっていて遠望はきかない。大きな文平の池を通り登っていくと 頂上に着く。一瞬の晴れ間から新潟平野が見えたが、晴れたのはこの一瞬のみであった。下って 御西小屋に戻る。ここから飯豊山に行く途中はなだらかな道でお花見の散策コースである。イイデリンドウ、 ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、ミヤマコゴメグサ、タカネマツムシソウ、ハクサントリカブトなどの花が かなり咲いている。玄山道分岐より少し登り本山頂上に着く(14:45)。夕暮れ頃、雲が切れて晴れてきた。 本山小屋から磐梯山、安達太良山、吾妻山、朝日連邦、月山、鳥海山などがくっきりと見えた。小屋番の人は これほどはっきりきれいに見えることほとんどないと言っていた。また、王子の水場の水が勢いが以前よりない のが気になった。
飯豊本山山頂 飯豊本山よりダイグラ尾根方面
飯豊本山より宝珠山 飯豊本山より大日岳 飯豊本山より


8月19日
5:00本山小屋をでる。本山で360度のパノラマを見て、ダイグラ尾根へと下り始める。 急な下りが続く。登り下りを数回繰り返すが、高度が下がったように思えない。本山方面や 烏帽子岳方面もはっきりと見える。千本峰を過ぎた頃10人位の学生らしいパーティが元気良く 登ってきた。今までの下りを考えるとこのコースを登る気にはなれない。今日は晴れて暑いので 日陰を見付けて休みながら降りる。このコースは花の種類は少ない。メモを取らなかったので はっきりしないが印象に残った花はコケモモとギボシ位である。やがて急な下りを降りると 沢の水の音が聞こえるがなかなか着かない。やっと吊橋に着く(13:30)。 川で水を飲み顔を洗うと生き返った。飯豊山荘で湯に入って帰途に着いた。



飯豊本山より北股岳方面
飯豊山の花2001

飯豊朝日連峰の登山者情報