【飯豊山2005】
飯豊山の花2005

2005年8月18日(木)〜19日(金)

 8月18日(木)晴のち曇
  足ノ松尾根登山口(6:45)〜(7:40)姫子ノ峰(7:55)〜滝見場(8:33)〜水場(9:37)〜(11:22)大石山分岐(12:00)〜(12:50)鉾立峰(13:05)〜杁差岳小屋(13:40)(泊)
 8月19日(金)晴のち曇
   杁差岳小屋(5:30)〜(5:59)鉾立峰(6:05)〜(6:47)大石山分岐(7:00)〜水場(8:05)〜(8:42)滝見場(9:00)〜(9:43)姫子ノ峰(9:53)〜足ノ松尾根登山口(10:30)


8月18日(木)
早朝、新潟の実家(4:15)から車で胎内ヒュッテ(6:05)へ。途中、胎内スキー場を過ぎた付近で猿の群れが道路を歩いていた。6時のバスに乗り遅れた。歩こうか次の7時のバスで行こうか迷っているとバスの運転手が6時のバスは乗る人がいなっかたのでバスを運行してくれるとのこと、早速バスに二人で乗り込んだ。前回はここを歩いた。歩くと1時間近くかかるがバスだと10分位で着いた。途中、歩いていた二人の登山者も乗り込み四人になった。バスの運転手に感謝。
登山口からすぐ気持ちの良いブナ林になりすぐ急登が始まる。胎内ヒュッテまでの途中は雨が降っていたが晴れてきた。一汗かくとやがて姫子ノ峰に着く。 ここからは展望が開ける。休憩して登り始める。尾根の南側は胎内尾根、頼母木川が北側はアゴク峰、足の松沢が見え隠れする。下山する登山者2、3パーティーとすれ違う。皆、頼母木小屋からだと言う。滝見場を過ぎたところで休憩する。花はほとんどないホツツジが少し見えるだけ。ここからは天気も曇りから晴れてきて暑い。登りが続く。水場を通過。ここまでヘビを三匹見た二匹は模様からするとマムシのようであった。開けた稜線に出る。大石山、鉾立峰を見ながら登る。2、3パーティーとすれ違う。年一度の登山なのでこの辺が一番きつかった。まだかまだかと思いながら大石山分岐に着く。ここで昼食。ガスって頼母木小屋の方はみえなくなった。
大休憩してから杁差岳に向かう。ここからは花が見られるようになってきたので花の写真を撮りながら下る。ハクサンフウロ、トモエシオガマ、ミヤマアキノキリンソウ、ハクサンボウフウ(盛)、イワオトギリ、タカネマツムシソウ(盛)、ハクサンシャジン、ハクサンイチゲ、タカネナデシコ(盛)、リョウブなどが咲いていた。ベニヒカゲ(蝶)がたくさんタカネマツムシソウにとまっていた。下りきると鉾立峰への登りが始まる。きつい登りだったが鉾立峰に着く。曇っているので少し楽だった。ガスって遠望はできない。我々と同時位に着いた杁差岳方面からのパーティー二人は頼母木小屋から杁差岳のピストンだと言う。あとワンピッチで杁差。ここからは花の写真を撮りながらのんびり行くことにした。ところが肝心の花の数も種類も少なくがっかり。それでも、ハクサンシャジン、ハクサントリカブト、ハクサンフウロ、イブキトラノオ、タカネナデシコ、タカネマツムシソウなどが咲いてた。藤島玄氏のレリーフを通過してやがて杁差小屋、杁差岳が見えてきた。小屋に着くとだれもいなかった。小屋の外で杁差岳を見ていると薄茶色の野ウサギがすぐ近くの登山道を2、3回横切った。だれもいなっかたからでてきていたのかもしれない。写真が撮れなくて残念だった。しばらくすると、胎内ヒュッテからのバスで途中から乗った夫婦が到着した。途中、夫がバテテ遅くなったと言う。しばらくして、水場まで行くとかなり下まで行かないと水が流れていなかった。明日の分までペットボトルに汲んだ。途中、コバイケイソウは終わりニッコウキスゲがにぎやかに咲いていた。小屋まで7,8分かかった。水場で冷やしたビールを飲み咽を潤うした後、杁差岳へ途中ハクサントリカブト、ミヤマコゴメグサ、ハクサンイチゲ、タカネナデシコ、ウメバチソウ、アザミなどが少し咲いている程度で花は少なかった。頂上からは曇っていて遠望はできなかった。長者平まで行ったがここでも花はイワショウブ、ハクサンボウフウ、イワイチョウなどしか咲いてなく淋しかった。小屋に戻り夕飯の支度に取り掛かる。カレーを食べウイスキーを飲みぐっすり寝た。小屋でこんなにぐっすり寝たことは記憶にない。いつも途中で何回か目が覚めるか覚まされることが多い。人が少なかった(全部で5人)のとシュラフカバーだけでも寒くなっかたからかもしれない。



足ノ松尾根登山口からすぐのブナ林

姫子ノ峰
滝見場を過ぎてからの二つ峰 大石山分岐 鉾立峰
飯豊連峰の開拓者の藤島玄氏のレリーフ 杁差小屋 杁差岳


杁差岳より地神山方面
杁差岳より西の方面
杁差岳より前杁差岳方面

杁差岳より長者平 杁差岳より新六ノ池



杁差岳より杁差岳小屋


杁差岳


8月19日(金)
4時30分頃起きた。昨日汲んでおいた水でうどんを作って食べる。少し明るくなってきたので頂上へ写真を撮りに行った。少し曇っていたのでご来光と日本海は見れなかった。パノラマ写真を撮ったがカメラにパノラマ機能があるのを知っていたが操作方法を忘れ上のような露出、絞りが違うような写真になってしまった。
小屋を後にして鉾立峰に着いてしばらくすると頼母木小屋から杁差岳のピストンすると言う若い学生らしい数人のパーティーが登ってきた。最近、山で若い人を見るのは久しぶりのような気がする。ここで写真を撮って大石山へゆっくり登る。大石分岐で休憩して足ノ松尾根を下る。今日は曇り空で助かる。家内は虫に刺されて耳とまぶたが腫れているので防虫ネットを被って歩く。しばらくすると単独行の人とすれ違う。杁差岳までの日帰りだと言う。水場を通過して行くと休憩している4人パーティーとすれ違う。昨日、杁差小屋で足の松沢から登った人が泊まったか聞かれた。(帰宅後「飯豊連邦写真館」のホームページを見ていたらこのパーティーは下越山岳会の渋谷氏一行とわかる)。滝見場までの急坂を降りて滝見場で休憩する。休憩していると5人パーティーが息を切って登ってきた。私は全然気づかなかったが、このパーティーのメンバーに有名な田部井淳子さんが混じっていたことも渋谷氏のホームページで解った。岩場を通過して姫子の峰でまた一休みして最後の急坂を降りた。ブナ林が見えたので10:30のバスに間に合うかもしれないと思い急いだ。登山口で登り始めた人に聞くとバスはすぐ引き返したと言う。時計は10:30を少し回っていた。2,3分後、膝の悪い家内も到着した。残念がっているとバスが戻って来てくれた。運転手は昨日登った人が降りてくると思って引き返したと言う。行きも帰りもこのバスは我々にはラッキーだった。新しくなった胎内ヒュッテの風呂(600円)に入って新潟の実家へ帰った。
鉾立峰 鉾立峰より杁差岳 鉾立峰より地神山方面
鉾立峰より大石山 大石山より杁差岳 大石山より頼母木小屋
大石山より地神山方面 滝見場よりの滝 滝見場より鉾立峰
飯豊山の花2005

飯豊朝日連峰の登山者情報